鎌田敏夫が初のメインライターを努め、村野武範、剛たつひとらの

　青春ドラマの金字塔。　　　　　

　生徒が多少ふけているが、あのコメディ感覚は今の学園ドラマにはない物です　　

　コミカルで笑える作品もあれば、感動可能な作品も数多くありました。

　マドンナ役を酒井和歌子が好演、愛嬌があって良い役でした。

　また穂積隆信と柳生博のコンビが絶妙！

　石橋正次やら個性の強い生徒の熱演の巧さ　　　　　　　　　　　　　　

　おちこぼれ太陽学園ＶＳ県立東高校の対決、塚本教頭ＶＳ

　サッカー部の構図なんかも印象的。　　　　

　　個人的には４２話がすばらしいと思う、（生徒は教師の応援団）

　　主題歌もいいけど挿入歌の青春の旅も名曲です。

　　●青春の旅　　　
　　　　
　　　唄　青い三角定規

　 きのうの夢に　住んでいられずに

　　あしたの愛をもう待ちきれずに

　　君はとびだす　まだ見ぬ海へと

　　そうさ　そいつが　青春の旅だ


　　君にはあるか　幸せの地図が

　　答えられるか　なぜそこへ行くか

　　あてもないのに　顔をあげ歩く

　　そうさ　そいつが　若さのしるしだ　


　　唇かんで耐えてもこぼれる
　　
　　涙のわけを　ぼくに教えろよ

　　もどかしいほど　心が燃えてる

　　そうさ　そいつが生きてる理由だ


　　みつけてこいよ　だいじな何かを

　　愛する人のために生きてみろ

　　君のゆくのを待っているように

　　見ろよ　あんなに太陽は近い　

☆ロケ地について

太陽学園　　　　　　　　山梨県上野原の日大明誠高校が舞台です
海岸のシーン　　　　　　伊豆の下田海岸です
最終回の灯台のシーン　　　　下田の爪木崎灯台になります
学生寮　　　　　　　　　　　向かいの養老院を使わせてもらったそうです

☆飛び出せの観点

それまでは根性ドラマが多かったが、高度成長も終わりを告げたときで
世の中がアンチ根性的になってきたので結果はどうあれ、やってる過程
から生まれることをテーマにしようと思ったそうです。


☆劇場版　『飛び出せ！青春』について

　昭和４８年３月１７日封切り、ゴジラ対メガロ　パンダコパンダ　 ジャングル黒べえら
と同時に東宝チャンピオン祭りの１つとして上映された代物

なぜか酒井和歌子が出演していなく、全編シネスコで撮りなおししてるらしいです
ストーリーはＴＶのダイジェスト的です。

県立東校、宮下の罠にはまり、彼女をビギンが殴ってしまい連盟に提訴されるが
東校のサッカー部員らに、海岸でボールを頭で転がしたりして何とか試合をさせて
もらうこととなった
ちなみにＴＶでは音楽教師に意地悪され、トーナメントの日を河野先生が間違えてしまう

・・・・ さてサッカー部はどうなるか？

☆われら青春！

飛び出せの姉妹編といえるこの作品の１４話で、飛び出せの後日談が語られる
教え子の木次と畑野が結婚するのでそれを祝って、旧３Bの生徒と河野が集まった
留年してる山本だけは面白くなかった。
孤立する山本を巡って沖田先生と河野先生は対立する